アラフィフ父ちゃん日記

現在幼児2人の父です。中年パパの肉体的、精神的な苦労などを綴っていければと思います。

今後の自分

息子が入院して1ヶ月になる。国の指定難病であるネフローゼ症候群は、長期の入院だけでなく、再発の恐れも多いと聞く。それを聞いた時から少しネットなどで病気の事を調べたが、運動の制限などもあるらしく、体を動かす事が大好きな息子のことを思うと不憫で仕方なかった。

 


入院当初はそもそもの体の状態が心配で、いろいろなことを考える余裕もなかったが、体調が安定してくるについれ、少し余裕が出てくるようになった。これもひとえに息子の前向きな頑張りによる所が大きいのだろう。

 


すぐに治る病気ではないということを理解させるように心がけたつもりだが、息子にはしっかり届いているようだ。「ゆっくり治すからね」その言葉をよく聞くようになった。

 


入院は最低2ヶ月といわれ、全く想像もつかない状態だったが、1ヶ月経ってしまった。このまま順調にいくとは限らないが、思ったよりは早かった気がする。必ず家族が付き添う形が必要であるため、自分、妻、義母のいずれかが息子と一緒にいる形だ。幸い義母の協力が大きく仕事にもいく事ができている。

 


とはいえ、仕事に穴を開けることは大きくなった。私の仕事は教員だ。学校現場は常にギリギリの状態で人を回している。一人欠けるとその皺寄せが必ず誰かに来る。申し訳ない気持ちになる。

 


元々そういう考えがなかったわけではないが、この息子の入院で自分自身の今後の身の振り方についても考えるようになった。このままこの仕事を続けていくべきか、違う選択肢を取るのか。とにかくいろんな可能性を見出せるように、自分自身のスキルアップを図らなければならないと思っている。

 


悪いことばかりではない。毎日晩酌をしていた自分が、週に3日は休肝日を設けることに必然的になっている。飲むと寝落ちしてしまうが、酒を抜くと夜が長い。その時間を利用して、こうやってパソコンに向かっている。病院の部屋には余計なものがない。今までやりたいと思ってもなかなか踏み出せなかったことに対して取り組む意欲が湧いている。

 


この入院のおかげで、また一ついろいろな事を考える事ができた。今、自分は近いうちに退職することになるかもしれないと考えている。そうなった時、これまでのようにとはいかないまでも、ある程度の収入を得ながらも時間の融通がきく生活ができるだろうか。不安はあるが、必ず実現させたいと思っている。きっかけを与えてくれた息子のためにも。