アラフィフ父ちゃん日記

現在幼児2人の父です。中年パパの肉体的、精神的な苦労などを綴っていければと思います。

一時帰宅

長男が一時帰宅した。金曜日の夕方から日曜日の午後までという、週末を家族でゆっくり過ごすには十分な時間だ。許可してくれた先生には感謝だ。やることはあるといえばあるのだが、仕事を早めに終えて帰宅する。

 

妻が既に子どもたち(保育園の二男も含め)を連れて帰ってきていたため、玄関のドアを開けたとたん、「とうちゃーーん!」の声。これまでは当たり前だった光景だが、なんだか懐かしい気持ちになった。

 

妻が「ずいぶん早く帰ってきたね」なんて言う。普段は遅くまで仕事をしている事が多く、私が好きで残って仕事をしていると思っている節もある。そんなことはないのだ。私だって早く帰りたいんだよ、普段もね。でも今日は同僚に「相談があります」と誰かに引き止められても帰るつもりだったけどさ。

 

妻が買っておいた、キャラクターの人形が出てくる入浴剤を見せると、2人ともいきなり服を脱ぎ出した。おいおい、まだお湯も張っていないのに。あっという間に裸になり、「早く風呂に入ろう」と言う。長男が帰ってきて嬉しそうな二男。弟と会いたい会いたいと言っていた長男も、本当に楽しそうにしている。2人で裸で走り回っていた。

 

3人で風呂に入った後は夕食。長男のリクエストである唐揚げ、納豆、味噌汁などの料理が並ぶ。なんてことのないメニュー。しかしこれが一番なのだ。みんなで食べると美味しいよね。

 

とまあ、ここまではよかった。

 

そして、ここから本当の日常が戻ってきた。

 

長男はおもちゃをたくさん持っている。誕生日がついこの間あったこともあり、新しいおもちゃも手元にたくさんあるのだが、何せ独占欲が強い。なかなかおもちゃを貸さないのだ。弟が「かーーして」と言っても「だめ!」の一点ばり。弟も兄のおもちゃを強引に取ろうとするから、それを防ごうと長男は弟を叩いたり押したり。しまいには二男が号泣してしまう、といったことのオンパレード。

 

自分も妻も「そんなことしてるなら今すぐ病院に戻るよ!」なんて言っても全然効果なしだ。まあ、入院する前はこれが日常であったから、さっき述べたように本当の日常が戻ってきた、と言えるのかもしれない。

 

先日、妻から「年賀状の家族写真どうしようか」という相談を受けていた。毎年写真館に行って撮影していたのだが、今回の入院でキャンセルになり、まだ撮っていないのだ。しかし、外泊の許可は出たものの、感染症対策の面からもまだ色々な人に会うことは許されていないし、もちろんお店などにも行くことはできない。そこで今回は、自分たちで撮ったらどうかという提案をしてみた。妻が写真を趣味にしていることもあるからだ。

 

近くのスキー場へ出かけた。ここは長男がスノーボードを始めた場所。そして山頂への登山口でもある。妻と長男の3人で登山した場所でもあるのだ。風は冷たく気温も低かったので急いで撮影したのだが、天気も良くみんな笑顔の写真が撮れた。

 

今回の一時帰宅はこんな感じ。これが一時ではなく退院という形になれば一番良いが、家に戻れるだけでもありがたいと思う。焦らず、ゆっくり、頑張っていこう。