助っ人登場
長男のネフローゼ症候群での入院も5ヶ月目となり、肉体的には疲れというよりも慣れの方を感じるようになってきている今日この頃である。
とはいえ、精神的には厳しい毎日だ。息子の数値は良い兆しが見えないし、年度末で仕事もなかなか休めない状況は続く。
家族のことが最優先なのはわかっている。
しかし、自分自身の気分転換の時間が取れないことに対する虚しさはなかなか解消できるものでは無い。
そんな中ではあるが、我が家にも助っ人が登場した。
一つ目は新しい洗濯機だ。
我が家の洗濯機は私が独身時代に使っていたものを使用していた。
一人暮らし用なのでサイズは小さいものだ。
従って、洗濯の頻度がとても多く苦労していた。
その洗濯機もかなり古くなり、耐用年数はゆうに超えていたので、新調しようということになり、大型の洗濯を購入したのだ。
ドラム式などではなく普通の縦型の洗濯機ではあるが。
妻が「洗浄力を優先したい。乾燥はあまり使わないし」というので、縦型に。
何かが新しくなることだけで、気分が明るくなる感じがする。
洗濯機も例外ではなく、なんとなく気持ちが良い。生活が劇的に便利になることはないかもしれないが、多少は妻の負担も減るだろう。それは私にとっても嬉しいことだ。
二つ目の助っ人は、私の両親だ。
自分たちの住んでいるところから車で2時間。これが私の実家の街だ。
私の両親は、高齢者と呼ばれる年齢だが、父は冬場以外は働いている。
本当は冬であれば、仕事はないのでこちらに来れるのであるが、実家は豪雪地帯なので家を離れるわけにはいかなかった。
春も近づき、雪の心配がそれほどなくなったこともあり、今回来てくれることになったというわけだ。
2週間ほど滞在してくれる予定だ。
一緒に狭い我が家で暮らすとなると大変な面は多々あるだろうが、毎日日中付き添っている義母の負担は確実に減るし、息子たちも祖父母に会えるのは嬉しいだろう。
両親が環境の変化に対応できるか少し心配であるが、みんなで助け合っていくしかない。
長男の病気が少しでも良い方向へ行ってくれれば、我々の気持ちも明るくなる。そうなっていってくれればいいが。