アラフィフ父ちゃん日記

現在幼児2人の父です。中年パパの肉体的、精神的な苦労などを綴っていければと思います。

恐れていたこと

恐れていたことが起こってしまった。ちょうど週末にあたる私の誕生日に、再び外泊許可がもらえる予定だった長男の尿蛋白の数値が悪化したのだ。外泊許可は取り消しになり、長男は病院で過ごすことになった。

 

主治医曰く、「最悪の次に悪い状態」だそうだ。最悪というのは薬の効果が全くないということ。最悪の次というのはそれが疑われるということらしい。このままの状態であると再発の恐れが高まり、腎生検が必要となり大学病院に行くことも考えられる。今後再び浮腫みも出てくる確率も高いと言われたそうだ。入院の延長は避けられないだろう。

 

経過が順調だったこともあり、もしかしたら年末はみんなで過ごすことができるのではないかと楽観的に考えていた自分がいた。先がまた全く見えなくなり、落ち込む。

 

前の日に「尿の蛋白が怪しい」という話を聞いていたが、それまでは至って順調そのもので、みんなで食べようと妻もケーキを予約し準備していたのだ。

 

二男を保育園に迎えに行き帰ってくると、冷蔵庫の中にケーキ、カウンターの上にプレゼントが置いてあった。「みんなで食べたかったね」と二男に話すが、そんなことは彼には関係なく、「食べさせて、今食べる!」と言ってごねる。一緒に悲しまないのはかえって気が楽になる。

 

昨日作ったカレーを二男に食べさせ、カウンターに座り、缶ビールを開ける。前日まで家族が揃い、賑やかに過ごすという「こんな感じの誕生日になるだろう」というイメージがあったからか、虚しさが半端ない。

 

夕食後、二男を寝かしつけに2階に上がり、一緒に寝てしまった。夜中に起きて、「ああ、ワールドカップやってるんだった」と思い、おもむろにTVをつける。

 

ブラジル対クロアチア。観てよかった。

 

延長に入り、ネイマールが先制点。天下のブラジルがやっともぎ取った先制点だ。しかも延長。決まったかなと思っていたが、日本戦でも感じたクロアチアの粘りが凄い。モドリッチを中心とした魂のサッカー。終了間際に奇跡的に同点に追いつき、PK戦でのリバコビッチのセーブもあり、クロアチアが勝利した。

 

感動した。諦めない姿勢。執念。

 

夜中に不覚にも涙してしまった。今の自分が置かれている状況と重ね合わせてしまった部分もあるかもしれない。諦めないって大事だな。

 

自分も粘り強くありたい。すごいことはできないけれど、当たり前のことをしっかりと。落ち込んでばかりはいられない。今を頑張るしかないのだ。