心のゆとり
少しの余裕が生まれてきた。
ネフローゼ症候群で入院中の長男は週末になれば家に戻るようになった。
ひと気のないところに限定されるが、少し遠出もできるようになり、行ったことのない公園に行ったり、外でご飯を食べたりするようになった。
自分の時間というのはまだまだゼロではあるが、どちらかが子供達の面倒を見れば、何とかもう一人は外へ出ることができる。
実際妻には職場の歓迎会などに参加してもらった。
私はこの8ヶ月一度も飲み会に参加していないが、そろそろ出てもいいかなと思っているし、それを妻とも話している。
暖かくなり、日も長くなった。
身なりも軽くなり、荷物も少なくなった。
次男を保育園に出すにも、夜明けが早くなったことで寝起きが良くなり、時間がかからなくなった。
心に少しのゆとりというものが生まれてきている。
とはいえ、仕事の忙しさは相変わらずで、特にこのひと月は私が休むと職場が回らなくなりそうな状況だ。
最近は職場の雰囲気もあまり良くなく、成果が出ないことへの焦りや疲れを感じている表情が見られる。
何とかしていきたいと思っている。
長男に関しては、順調にいけば夏には退院となり、そこから自宅療養が始まる。
妻が長期の休暇を取ることが決まり、長男と過ごすことになるため、経済的には苦しくなるが、何だか吹っ切れたような、そんな感じではある。
この先のことも、ここ数ヶ月で学びが得られ、方向性が見えてきた。
仕事を辞めたらどうすればいいか、自分には何ができるのかずっと考えてきたが、何となくこれかなというのが見えつつある。
何よりも長男の体調の安定が心の安定につながっている。
きっとそれは自分だけでなく、妻もそうだろう。
ああ、問題もあった。
起きれないのだ。夜中や早朝に起きてYouTubeを見たりブログを書いたりしているのだが、それがなかなかできない。
これには困っている。
まあよく眠れるということは、気持ちが安定しているからなんだろうな。