アラフィフ父ちゃん日記

現在幼児2人の父です。中年パパの肉体的、精神的な苦労などを綴っていければと思います。

伯父の死

悪いことは重なるものだ。私の誕生日、本当は記念すべき日なのに、長男の病気が再発した。このことは以前のブログでも書いているのだが、実はこの日にもう一つ残念なことがあった。

 

伯父の死だ。私の母の兄である伯父が、その日に亡くなっていた。過去形なのは私が知ったのがだいぶ後だったからだ。

 

妻が家族の写真アプリを通して長男の再発を伝えていたこともあり、母は母なりに気を使ったのだろうか、この日に知らされることは無かった。

 

数日して伝えられたのはLINEでだった。私は母が心配になった。

 

 

母は4人兄弟姉妹の末っ子だ。みんなだいぶ年老いてきているが、亡くなった伯父は次兄で、誰よりも活発で友人も多く、いつも周りに人がいるような人だった。そんな明るい伯父といると、母も楽しそうだったのを覚えている。

 

小さな頃から世話になっていた自分も、特に成人してから一緒に酒を酌み交わすようになり、楽しい思い出がたくさんできた。ショートホープをガンガン吸い、酒をガンガン飲んでいた。カッコよかった。

 

まあ、そのぐらいの時期になると、なかなか気軽に会う時間は無く、誰か亡くなった時ぐらいしか会わなくなってしまっていたが。

 

もう何年も会っていなかった。

 

そんな伯父の話を母から聞いたのは、半年ぐらい前だっただろうか。現在入院しており、経過も良くなく寝たきり状態だ、コロナもあって面会もままならない。さらにアルツハイマーも入っているということだった。

 

年も重ねてきているし、仕方ないとは思いつつも、コロナで人と会う機会が減って、途端に弱くなったという話を聞いて、悲しくなった。アルツハイマーが進んだのもそれが原因かもしれないと母が言っていた。

 

 

伯父が亡くなったのを知った時は既に通夜が終わり、葬儀が行われる当日だった。物理的にも状況的にも当然駆けつけることはできなかったが、家族葬であっという間に終わってしまうことに寂しさを感じていた。人と会うのが大好きだった伯父のこと、みんなに囲まれて送ってもらいたかっただろうと…

 

そんな内容のLINEを母に返した後、何日かして母に電話をしてみた。

 

思いの外元気そうで安心した。もちろん悲しさはあるだろうが、ある程度予想していたからだろう。そして、話を聞いていくと、家族葬とは別に、友人たちが30人ほど集まり、伯父を偲んで送る会のようなものを行ったそうだ。

 

さすが伯父だ、と思った。

 

心配は杞憂だった。ちゃんと仲間が送ってくれていたのだ。

 

自分もこんな人でありたいが、ちょっと無理かな。楽しい思い出、忘れないよ、伯父さん。