アラフィフ父ちゃん日記

現在幼児2人の父です。中年パパの肉体的、精神的な苦労などを綴っていければと思います。

忘年会の誘い

行きつけの居酒屋で知り合った飲み友達から、その店で行われる忘年会の誘いが来た。

 

「無理なのわかってるけど、一応伝えときます」

 

というLINE。嬉しかった。

 

私がこの街に来たのは10数年前。既に30代半ばとなり、1人でこの街に越してきた。

 

一応仕事は順調だったが、プライベートで問題もあり、前住んでいた街から逃げて来た部分も多少あった。そんな中でこの街に来て、私は夜の街に出掛けて行っていたのだ。

 

そこで出会ったのが先ほどの居酒屋だった。この店は自分が自分らしく飾らず過ごせる場所。仕事関係は全く関係なく、年齢の上下も気にせず、趣味や他愛もないことを正直に話せる最高の場所だった。

 

この街での暮らしが長くなったので、結果として、ここでの出会いがさまざまな所でプラスとなって現れることもあった。確実に友人の輪は広がった。

 

一般に学校の先生というのは、世間をよく知らないと言われる。実際入ってみるとわかるが、とにかく忙しいので、教員同士での関わり合い以外に、なかなか出会いがないのだ。だから、教員同士の結婚が圧倒的に多いし、それも当然だと思う。

 

自分はある時期からそれに少し疑問を感じ始め、いろいろな人との出会いを求めるようになっていった。

 

そうしてから自分自身の人間としての幅が広がった気がしている。仕事にもプラスに働き、いろいろな人に対する対応力が増したと思う。

 

 

まあ、偉そうなことを言っているが、単純にこの店で飲むと楽しいのだ。ただそれだけだ。そしてそこで会う仲間と過ごすことが本当に楽しいのだ。

 

定期的に通っていた店。

 

それが長男の入院により、全く行けなくなってしまった。仲の良い友達たちには事情を説明してしばらく行けなくなったことは伝えていた。

 

自分でも仕方ないとは思っているし、長男の病気が再発し、入院が延長している今、そんな場合ではないということは承知している。入院している長男はもちろん、妻や義理の母はよく頑張っている。そして二男も、毎日明るく過ごしていて本当に救われる。

 

でも、だ。

 

2ヶ月になり、この先の目処は立っていない。そんな中でなんだか最近ぼーっとしてしまう時間が多くなってきているのだ。虚しいというか、寂しいというか、なんというか…

 

何かしら発散したい気持ちがどこかに介在しているのだ、正直。

 

妻に言ったら、多分軽蔑されるだろう。こんな時期に何を言ってるの、と。

 

自分が今感じているのは、夜出歩けなくなると、友達が居ないんだな、ということ。それを思うと苦笑いが出てしまう。まあいい歳しているわけだから、当然ではあるとは思うが。

 

自分にとってこの店は大きな存在なのだ。依存してたのかな。

 

 

忘年会には、もちろん行けないと伝えた。「待ってるよ」というメッセージが若干ふざけた感じで届いたのが、また嬉しかった。

 

よし、頑張るか。