スノーダンプの値上げが凄かった
スノーダンプというものがある。
こんなやつだ。
雪国に住む住人にとっては欠かせない代物である。
昔は金属製のものが多かった。自分が小さな頃だから、40年も前になるかな。
そして、鉄からアルミになり、プラスチックになりと変化してきた。
ここ何十年かは、赤のプラスチック製がスタンダードでほぼ9割方はそうだったのではないかと思う。
ここ2、3年ほどで、カラフルなものが出てきて、最近緑のスノーダンプが増えてきたなあ、なんて思っていた。
もともと実家にいた頃は、今住んでいた街より雪が多く、毎日のように雪かきをするので大きなスノーダンプを使っていた。この街に来てからはアパート暮らしになり、車の脇を雪かきするくらいなので小さめのスノーダンプを使っていた。
しかし、この小さめのスノーダンプは持ち手となる部分までが短いので、割と背が大きめの私には非常にキツかったのである。腰へのダメージが大きいのだ。
そして昨年、子供の成長とともに、アパートが手狭になり、下の住人にも迷惑をかけてはならないと借家の一戸建てに越した。
当然、雪を掻かなければならないスペースも広くなったので、今年は流石に新しいスノーダンプを買わなきゃなあと思って、近くのホームセンターに行って驚いた。
思っていた値段の倍はするのだ。
「嘘でしょ、6,000円!?7,000円!?」
昨今の値上げラッシュで生活自体に大きなダメージを受けてはいるものの、例えばガソリンを入れるときも「これまでも高い時あったよなあ」なんて気持ちでいた。
生まれて50年近くなるが、スノーダンプがこんな値段になるのは初めてだ。
なんだかこれまでで一番物価の上昇を感じた瞬間だった。
「うーーん、どうしようかな」
悩んだが、購入はやめた。今年は騙し騙し、腰の痛みと闘いながら小さなスノーダンプで雪かきを頑張ることにしよう。