支えがあるということ
長男のストレスがピークに達していることを、看護師さんたちが主治医に進言したらしく、一時帰宅することになった。
数値は相変わらず良くないが、もう次の手が決まっているからか、主治医もすんなりOKしたようだ。
私はこの帰宅の意味を長男にじっくりと伝えたが、果たして伝わっているのだろうか。
点滴や採血を嫌がらないために一回帰るんだよ。
お医者さんや看護師さんの言うことを帰ってからはちゃんと聞くことがおうちに帰る条件だよ。
家に帰ってもはしゃぎまくると数値が悪くなるから、はしゃぎすぎちゃダメだよ。
どこまで伝わったんだか。
まあ何となく自分達も、開き直ってきたというか、一喜一憂しないようになってきた感じがする。
なるようにしかならない。
みたいな。
ありがたいことに、いろいろな人が応援してくれる。
職場の同僚から、こっそりビールを頂いた。
「解散会(職場の送別会のようなもの)にも来てなかったし、これうちで飲んで」
と言ってくれた。気にかけてくれるのは本当にありがたい。
息子が入院している病院には、私の飲み仲間の外科医がいる。
しょっちゅう声をかけてくれているようで、感謝は伝えていたが、先日は息子が風呂に入っている間にこっそりパズルを病室に置いて行ってくれたらしい。
息子は大喜びし、100ピースのパズルを開封して40分、全部自力で完成させたらしい。
次は300ピースを用意するそうだ。
直接礼は言えていないが、会ったらお礼を言わなければ。
久しぶりに高校時代の友達からも連絡が来た。
ちょうど息子が入院したときに飲み会の約束をしていて、断りを入れた仲間の内の1人だ。
息子のことが気になって近況を聞いてきた。まだ入院していることを伝えると、何かできることはないかと言ってきた。気持ちだけでいい。ありがとう。
従兄弟たちにも私の親が教えた関係で、いろいろ連絡が入ってきた。甘えるところは甘えていこう。
いろんな人に支えられて今の自分たちはいる。
それを感じた数日間だった。