潮時を考える
長男の数値は良くならない。
ネフローゼ症候群もそうだが、なぜその病期になるのかよくわからないという病気がたくさんあるのだと実感する。
そして、この薬がどういう理由で効くのかはよくわからないけれど、試してみたら効くみたいだからやってみる、ということが多いこともわかった。
日々医療は進歩しているとはいっても、未だに解明していないことだらけなんだな。
なかなか改善しない息子と一緒にいる時間が長い妻は、少し参っているかもしれない。
病室にいると、考える時間が多くなる。
寝れないからだ。
そこでいろいろ良くないことを考えてしまう。
自分はというと、次男とバタバタの暮らしをしていると余計なことは考えなくて済む。
次男とじゃれているうちに1日が終わってしまうのだ。
ただ、仕事も潮時かもしれない。
正直、今の立場は自分の業務を自分自身で管理できるものではない。自分の都合で時間や内容をコントロールできないのだ。
私がたくさん休んだり、パートタイムで働いたりすることは、同僚へその負担がプラスされることを意味する。
そう考えると、フルタイムで続けるか、辞めるしか無いと思う。
人生の半分を過ぎたという年齢になった。
教員という仕事をしていて、それなりに社会に貢献してきたという自負はある。
しかし、私生活では今まで好き勝手やってきた。
迷惑をかけた人もたくさんいた。
そんな自分が今割とプラス思考でいれるのは、若い頃の紆余曲折があったからだ。
精神的に辛い時期もあった。それを乗り越えて今の自分がある。
残りの人生の半分を家族のために使うことも、今までと違った働き方を考えることも、また新しいチャレンジなのかもしれない。
なんとかなる。
そう思わなきゃ、やってられないからね。